以前もテイクアウトしましたが、東古川町にある「和食ほりた」さんにてテイクアウトしてきました。
こちらのお店、2019年に発表されたミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版にてミシュラン一つ星獲得店として紹介されております。
長崎の旬の食材を京料理の手法を用いて調理しています。
昨年5月にテイクアウトしたときには1種類しかありませんでしたが、今は3つの価格帯から選ぶことができます。
- 幕の内 2,500円(1人前・税別)…ほりたの幕の内(税込2,700円)
- 上幕の内 3,000円(1人前・税別)(吸物付)…ほりたの上幕の内(税込3,240円)
- 二段重折 5,000円(1人前・税別)(吸物付)…ほりたの極み二段箱(税込5,400円)
今回は「二段重折5,000円(1人前・税別)」をテイクアウトしました。
注意点としては
- 前日までの予約
- 2名分から
- 受取時間は12時と17時
- 定休日は水曜日・第3火曜日
となります。
受取時間に関しては相談してみてください。
私も大雪の日だったこともあり30分遅れてしまいましたが、事前に連絡したことで快諾いただきました。
なお、3人前注文しましたので合計で16,200円(税込)となりました。

う、う、う、旨そう~!!
メニュー
メニューが書いてあったわけではないので、こちらでの推測になりますが、わかる範囲で記載していきます。
- ホタルイカの沖漬け
- 魚の竜田揚げ
- 空豆の素揚げ
- なまこ
- バッテラ(鯖寿司)
- 白身魚のしそ巻き揚げ
- つくね
- 金柑の甘露煮
- ウチワエビ
- サンマの水煮
- 菜の花の和え物と唐墨
- だし巻き卵
- 魚の照り焼き
- ローストビーフと山菜佃煮
- エビのおかき揚げ
- 貝柱と野菜の酢味噌和え
- 太刀魚の昆布巻き
- 桜エビの炊き込みご飯と昆布佃煮
- 吸い物
以上、吸い物付で19品になります!

このクオリティで19品も入っているの!?
凄いね。

いや~、めっちゃ豪華なお弁当でしたわ。

ウチワエビにローストビーフに桜エビの炊き込みご飯に…って

どれも美味しかったよ!
それでは実際に食べていくね!!
実食
まずは「吸い物」になります。
こちらは具材と出汁が別についてきています。
で、出汁を小鍋などで温めることになりますが、注意点としては「沸騰させない」ということです。
お出汁のいい香りが飛んでしまいます。
具材としては山芋、若芽、練り物(エビ・キクラゲ入り)でした。
あと木の芽も入っていました。
香りがよく、ほっこりするいいお吸い物でした。
料理名が合っているか自信ないですが(きっと違う)、「サンマの水煮」になります。
外側はきな粉…に見えますが、粉末の鰹節だと思います。
味のイメージとしてはサンマの缶詰のようなイメージです。
当然もっと上品ですし、缶詰ほど味も濃くはありませんよ。
わかりやすいように書いているだけですので、実際に食べてお試しください。
次に「菜の花の和え物と唐墨」になります。
ここ最近頼む和食のテイクアウトでは菜の花入ってきていますね。
春を感じさせる旬の食材です。
唐墨は自家製でしょうか。
既製品には出せないねっとり感がたまりません。
「だし巻き卵」です。
見てください!この艶!!
だし巻き卵は基本的に焦げ付きやすいのですが、全く焦げ目がありません。
綺麗で艶がある食べ応えのある卵焼きです。
フワッフワです。
このだし巻き卵で料理の丁寧さがわかりますね。
魚の名前もわからなければ、調理法も照り焼きでいいのか自信ありませんが、便宜上「魚の照り焼き」とさせていただきます。
おそらく魚はぶりだと思います!
この脂の乗り方、そして照り焼きといえばぶりかな、、、と。
しかし、全然塩辛くなく上品な仕上がりでした!!
最初、ぶりかひらすの腹身だと思っていましたが、びっくり。
ローストビーフでした。
「ローストビーフと山菜佃煮」です。
かなり柔らかく、旨味もあり、もしかしてフィレ肉?この金額で?
それだと店主頑張りすぎです。
また、この上に乗っているものが最初わからなかったのですが、タラの芽の佃煮かなと思います。
春の山菜ですね。
蕗の薹かタラの芽か迷いますが、味的にタラの芽かな、と。
ローストビーフは柔らかくてめちゃくちゃ美味しいし、山菜佃煮は少しほろ苦さもあり、どちらも美味しかったです。
ゴロッとした貝柱と野菜が一緒になった「貝柱と野菜の酢味噌和え」です。
長崎では「ぬた」と言ったりしますね。
大きな貝柱にワケギや人参といった野菜が一緒に酢味噌に和えてあります。
口の中に爽やかな風が吹きますよ♪
「太刀魚の昆布巻き」です、多分。
昆布のいい香りと旨味が魚にしっかり移っていますね。
魚もねっとりとしていて食感と旨味が合わさって極上の一品となっています。
「エビのおかき揚げ」です。
プリッとしたエビをカリッとあげています。
おかき揚げにすることでカリッとサクッと感が増しているような気がします。
サクサクっと食べられますよ!
「つくね」です。
おそらく鴨団子かと思います。
ずっしりと重量感のあるつくね、中にネギや人参(多分)といった具材も入っており旨味をギュッと詰めた一品になっています。
結構食べ応えありますよ。
「白身魚のしそ巻き揚げ」です。
白身魚を紫蘇で巻いてあげていることで揚げ物なのにさっぱり感が増します。
暑い日にふく心地よいそよ風のように口の中にさっぱりとした味わいをもたらします。
ちょっとしたおかずにも一手間工夫を加える気遣いが嬉しいですね。
「バッテラ(鯖寿司)」です。
分厚いしめ鯖に昆布を巻いて、そしてシャリと合わせる。
長崎では食べ慣れた方も多いかと思いますが、今まで食べたバッテラの中でも一位二位を争います。
上品で、食べ応えもあり、なおかつ美味しいバッテラです。
「なまこ」です。
かなり丁寧に処理をしていると思います。
塩で揉んで、その後に目の粗いものでしっかりこすったりして汚れを出しているのかな、と。
水でしっかり洗ったりもしていると思いますよ。
今まで食べてきたなまこの中でもかなり綺麗な色していますからね。
仕事が丁寧!
上品な酢醤油で味付けしてあります。
「空豆の素揚げ」です。
中身だけを揚げ、その後皮に戻しているのかな。
見た目の美しさと食べやさと、もちろん美味しさを追求している丁寧さ。
うっすらと塩味がいい感じでした。
おそらく「魚の竜田揚げ」です。
はじめは鶏肉かな、と思っていたんです。
でも食べ終わった後の骨の部分を見てみると魚っぽいんですよね。
最初、上品なケンタッキーみたい!と妻と言っておりまして、そのため鶏肉だと思っていたのです。
この衣が凄く上品で、噛めば噛むほど味が出る一品でした。
「ホタルイカの沖漬け」です。
最高に日本酒に合う一品です。
ホタルイカを噛めば出てくる味噌がかなり濃厚で、一噛みしたら日本酒を一口、それが永遠に続きます。
ホタルイカの沖漬けと日本酒は永久運動ができる組み合わせですよ。
「ウチワエビ」です。
かなり豪華でしょ。
食べやすく身を出して茹でてありますよ。
備え付けの酢醤油を絡めて食べてください。
隣の足の部分もしゃぶりながら食べられます。
残すところが甲羅の部分だけになるくらいしっかり食べられました!
「桜エビの炊き込みご飯と昆布佃煮」です。
ただ一言、上品です。
しっかりと旨味というか出汁も効いていますね。
昆布佃煮は山椒の香りもすごくいいですよ。
最後にデザートとして「金柑の甘露煮」を食べました。
ベタベタ甘い甘露煮ではなくほどよく甘味があり、金柑の味をうまく引き出した甘露煮だと思います。
最後の最後まで満足いく一品をいただきました。
以上が、和食ほりたさんのテイクアウト、二段重箱、別名「ほりたの極み二段箱」の食レポでした!
ぜひ食べてみたいと思われた方はテイクアウトしてみてください!
お家で京料理を楽しめますよ♪
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